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匈奴―古代遊牧国家の興亡 (東方選書)
出版社/メーカー
東方書店
作者
沢田 勲
定価
1,575円
Amazon価格
1,575円
発売日
メディア
Book
(2009-01-07 23:26:01 時点)
Amazonユーザーレビュー
古代ユーラシア覇者の実態を考究
はるか古代、西にはローマ帝国が、東には秦漢帝国があったように、欧州にはゲルマン諸族が跳梁し、東亜には
匈奴
が跋扈していました。前3世紀頃から200〜300年間に亘ってユーラシア大陸に覇を唱え、漢高祖をもあわやの間際まで追い詰めたのが正に匈奴です。
彼らの活躍は、その後の突厥・契丹・
鮮卑
・蒙古・女真などによるユーラシア制覇のさきがけをなすものであり、その社会的実態や
中原
との交渉パターンなどには尽きせぬ興味を感じさせるものがあります。また、北匈奴の一部は後にフン族となって欧州民族大移動の原動力となったとの説もあり、浪漫的心情を刺激するものすらあります。
本書は、冒頓
単于
以来の匈奴の勃興や両漢帝国との和戦両面に亘る交渉の歩みを追いつつ、併せて当時の匈奴国家の社会的・政治的・文化的実態に迫ろうというものです。内外の研究成果を幅広く持ち寄った上、これを一般向けに平易に咀嚼しようとしています。一般向けの概説書で専ら匈奴について正面から扱う本は珍しく、そういう意味で貴重な一冊です。
マイナーな人名・称号が目白押しであり、決して読みやすい本ではありませんが、匈奴の実態に関し、どこからどこまでが解明されており、どこから先が分からないのかを整理するという意味で、良い本だと思いました。
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彼らの活躍は、その後の突厥・契丹・鮮卑・蒙古・女真などによるユーラシア制覇のさきがけをなすものであり、その社会的実態や中原との交渉パターンなどには尽きせぬ興味を感じさせるものがあります。また、北匈奴の一部は後にフン族となって欧州民族大移動の原動力となったとの説もあり、浪漫的心情を刺激するものすらあります。
本書は、冒頓単于以来の匈奴の勃興や両漢帝国との和戦両面に亘る交渉の歩みを追いつつ、併せて当時の匈奴国家の社会的・政治的・文化的実態に迫ろうというものです。内外の研究成果を幅広く持ち寄った上、これを一般向けに平易に咀嚼しようとしています。一般向けの概説書で専ら匈奴について正面から扱う本は珍しく、そういう意味で貴重な一冊です。
マイナーな人名・称号が目白押しであり、決して読みやすい本ではありませんが、匈奴の実態に関し、どこからどこまでが解明されており、どこから先が分からないのかを整理するという意味で、良い本だと思いました。