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就活のバカヤロー (光文社新書)
就活のバカヤロー (光文社新書)
  • 出版社/メーカー  光文社
  • 作者  大沢仁 石渡嶺司
  • 定価  861円
  • Amazon価格  861円
  • 発売日 
  • メディア  Book
  • (2009-01-08 03:55:37 時点)

Amazonユーザーレビュー

新書的就活入門

ここに書かれていることは、
「知っている人は知っている」し、
「知らない人は知らない」ことだと思います。

自分は就職活動に関して、
「知らない人」だと自覚している方にはお勧めです。

学生、大学(のキャリアセンター)、企業、就職情報会社を概観するには、
たいへん便利にまとまった新書です。
就職活動の現状が平易かつ現実的に書かれていると思います。

内容を細かく見ると、
賛同できない部分もあります。
一つは学生に厳しすぎる点。
もう一つは就職活動全般を社会的な茶番だと断じている点です。
それらは著者の視点、主張であるので、
一概に否定はしませんが、
それ自体が就職活動の硬直的な部分を反映した、
一方的な意見かなあと。。。
就活には幸福な出会いや人間的な成長も確かに存在します。
またそれらを望む関係者の善意も同様に存在します。
それらが抜け落ちていたことに気づきます。

とは言え、
就活の実態、構造を明らかにしている点は素晴らしいと思います。
就活の抱える欺まん性も含めて書いているので、
学生が本書を読めば、
就活本を無条件に信じ込むというようなことも、
自己分析に傾倒することもなくなるはずです。

親御さんにもお勧めします。

なるほど、最近の就職活動を知るには良い本ですね

 大学生の就職活動が、卒業年度になってから開始されていると思っているような、
古き企業人の私のような世代が読むと、昨今の“就活”事情が飲み込め、面白いです。

 例年春になると“新卒”の新人がやってくるという、十年一日の採用形態が、
かくも長く日本に生き残っているということ自体、不思議な気がするのですが、
学生,企業,大学,そして就職情報会社のおりなす“茶番”を指摘する本書の存在も、
この“就活”あればこそかもしれません。

 本書の“おわり”にこんな一文がありました。
“・・・この誰も幸せにしない茶番について、「やっぱりおかしい」と問題提起する必要がある・・・”
誰も幸せにしない“茶番”を終わらせることのできない我々古き企業人の責任も、
読後にふと感じてしまいます。
世代によって、あるいは仕事に対する姿勢によって、随分と異なる読後感になりそうな本です。

ここが変だよ就職活動

わりと周りで読んでる人が多かったので、読んでみました。就職活動(企業の採用活動)の変な点が客観的に分かって良かったです。これを読んで具体的にどうこうするという解決策はないですが、ちょっとだけ肩の力を抜いて就活ができると思います。

就活の不条理を浮き彫りに

就活における不条理や問題点について語っています。
すでに、知っている話もありましたが、なかには「ほう」と目を引く物もありました。
ただし、分析が総じて浅い気がしました。
もう少し落ち着いた文体のほうが、受け入れやすいのではとも思いました。
著者の個性だとは思いますが。

ツッコミ・分析の浅さ

以下、なにかと上からな物言い的で恐縮ですが。

冒頭で、就職を望む学生と採用しようとする企業と学生を教育し社会に送りだす大学が、三者とも望んで
いないのに三者とも互いの思惑を忖度して三すくみ的な状況に陥っているとの指摘に、「おおっ」と思います。
しかし、そう思ったのも一瞬。
全編を通じて、ツッコミの浅さが一貫しています。

総じて、どこかのパンフ程度の内容を超えてはいません。本書でも一部批判的に言及されている世の就職
支援サイトのコンテンツのほうが、はるかに充実しています。各章の欄外のミニ知識も、特に有用ではありま
せん。この分野についての知識のない人にとっては、概略を一望するのに有益かも知れませんが、それなりに
就職や転職といったトピックに関心や利害を持っている人(思うに本書のターゲット)にとっては、新しく知り得る
ことは、驚くほど少ない。
真剣に就職を希望している学生にも、学生と社会の要望とどう折り合いをつけていくか苦慮している大学にも
生き残りを賭けて人材確保に懸命な企業にも、それらのニーズを媒介している就職支援を業務としている企
業にも、ましてやある程度の展望に立って転職を模索している社会人にも、誰にとっても“役に立つ”情報や視
点は、皆無です。

マニュアル通りの受け答えをする学生がイタい、どこかに答えがあるわけではないのだ、といった趣旨の段もあり
ますが、一方で、特にセミナーなどを受講したわけでもないのに就職戦線で抜群の結果を残す者に共通の
特徴みたいなものが示唆されています。
それは学生としての活動であれ何であれ、異なる集団と接する機会を多く持つことによる自然なコミュニケー
ションと自己提示のスキルの涵養なんだそうで。別の段などの趣旨と総合して、他人の動向を忖度したりマニ
ュアルに従ったりする態度と対比させて、そうではない別様のあり方を探っているかのようでありながら、実際に
は既存のものと類比的な(つまり「どうすれば良いのか」的な)話しの落としどころに向かっているのは残念で、
致命的なのは、著者たちが、そうであることに気がついていないというところ。

せっかくの興味深い素材を、通り一遍な取材と浅いツッコミと分析の放棄によって台無しにしてしまった一冊。

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