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名前の日本史 (文春新書)
名前の日本史 (文春新書)
  • 出版社/メーカー  文藝春秋
  • 作者  紀田 順一郎
  • 定価  693円
  • Amazon価格  693円
  • 発売日 
  • メディア  Book
  • (2009-01-07 12:56:12 時点)

Amazonユーザーレビュー

名前にこめられた思想、価値観、感性を知る

日本人の名前の由来や歴史に興味があり、本書を手に取った。
姓(氏、苗)の歴史に関する本は何冊かあるが、本書は名前(、号、字)に重点を置いて解説している点が特徴的だと思う。
男女の名前の、古代から現在にいたるまでの変遷と、宗教や思想、歴史的背景が名前に及ぼした影響について解説されている。日本人の名前に対する「思い」が伝わってきて、興味深い。また、本書では現在を中心に「人に名前をつけるということの意味」を深く評論していて、単なる「名前の歴史の解説」だけにとどまっていない。

現在の、子供に対してあたかも語呂合わせや当て字、源氏名のような名前をつける風潮について、その原因や社会的背景を指摘し、このような風潮を深く憂慮している。「親が子供に名前をつける権利」をいったいどのように解釈すればよいのか、実際の裁判の判例などを挙げて考察している。
子供に命名するときに、姓名判断のような書籍を参考にしたり、音のいい名前に漢字を当てはめたりするのもひとつの選択だと思います。しかし本書を読んで、歴史の中からも学び、一人の人間に名前をつけることの意味を深く考えるのも重要なことだと思います。

日本人の名前の歴史への招待状

 小泉「ç'"一郎」とか、福ç"°ã€Œåº·å¤«ã€ã¨ã‹ã€ç‰‡å±±ã€Œè™Žä¹‹åŠ©ã€ã¨ã‹ã€æµœç"°ã€Œå¹¸ä¸€ã€ã¨ã‹è¨€ã†ãµã†ã«ã€ç¾ä»£ã®æ-¥æœ¬ã«ãŠã„ては多種多様な名前が存在ã-ますが、名前について、そのような現状に至った経緯ã‚'、æ­'史的なè§'度で面白おかã-く描き出ã-たのがã"の本です。

 今のような「原則『漢å­-二å­-、è¨"読み四音節』」に基づく名前が完成ã-たのは嵯峨天皇の時代で、それ以前は、名前の付ã'æ-¹ã«ã¤ã„てはまちまちだったとの事です。ã"れの系統ã‚'引くのが福ç"°ã€Œåº·å¤«ã€ã ã¨ã‹ã§ã™ã€‚

 そã-て、君主と親以å¤-はã"の実名ã‚'å'¼ã¶ã"とã‚'忌み嫌う傾å'があったために、替わりに官職とか、「一郎」、「次郎」のようなæŽ'行名ã‚'使ったりã-た事も記されています。ã"れは小泉「ç'"一郎」とか片山「虎之助」とか、浜ç"°ã€Œå¹¸ä¸€ã€ãªã‚"かがそã!®å...¸åž‹ä¾‹ã§ã-ょう。

 ã"れに対ã-て女性の名前は平安時代以降「â-‹å­ã€ã¨ã‹ã€Œâ-‹å§«ã€ã¨è¨€ã†åãŒå...¬å®¶ç¤¾ä¼šã§ã¯ä¸»æµã«ãªã£ã¦ã„き、時代が下っていき、女性の地位が低下ã-ていくにã-たがって、「まつ」とか「お市」とかいうふうに、名前が簡略åŒ-ã-ていったとされているのです。

 ã-かã-、ã"のように名前ã‚'複é›'に使い分ã'るç¿'æ...£ãŒæ˜Žæ²»æ™‚代に禁止されるとå...±ã«ã€çå¦™ãªåå‰ã‚„、ä»-人にあやかった名前ã‚'親が子供につã'る傾å'がひどくなっていったã"とも記されています。

 フランスなどのヨーロッãƒ'諸国のような「名前」について制限が、æ-¥æœ¬ã«ã¯ãªã„事から、ã"の本ã‚'読ã‚"でみて、名前についてまじめに考えるå¿...要があるのではないでã-ょうか。

気軽にくつろいで読める本

  日本人の名前の歴史について著者が思うことを、平易な文体で記した極く親しみやすい新書である。 名前の源泉から、女性の名前、実名禁忌の習慣、名前の権威や明治維新以後の名前の革新、等々、世界有数の複雑さをもつ日本の人名に関して種々の事柄が述べられている。 従来の「日本人の名前」に関する本の多くが姓氏の研究書であったのに対して、本書は“名”のほうに重点をおいており、また改名の法的問題や明治以降の近現代の名前の流行すたりに筆を費やしている点などが、この作品の主たる特徴だと言えよう。

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