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東アジア冷戦と韓米日関係
出版社/メーカー
東京大学出版会
作者
李 鍾元
定価
5,670円
Amazon価格
5,670円
発売日
メディア
Book
(2009-01-07 16:57:52 時点)
Amazonユーザーレビュー
1950年代の韓米関係の実証的研究
筆者が指摘するように、朝鮮戦争休戦後から朴政権成立までの間の韓米関係はこれまでほとんど研究されておらず、本書の意義はこのトピックを膨大な政府文書を丹念に追うことで実証的に分析したことである。筆者の結論は、アイゼンハワー政権のニュールック政策は、韓国にも適用されたが、諸々の制約要因により、スムーズに適用されなかった、というものである。興味深かったのが、韓米関係における日本の役割の重要性に関する指摘である。韓国は米国の対韓援助は、詰まるところ韓国を日本の工業化のための手段とするための試みであると看做し、日本をリンクさせた対韓援助に猛烈に反対したのである。
以上のような指摘は確かに面白いのだが、これはあくまでも歴史学的な面白さであり、政治学的な面白さではない。本書から現在の韓米日関係を理解する上でのヒントを引き出すのは難しい。また、説明も冗長、単調であり、議論の整理、工夫が必要なのではないかと思われる箇所が少なくなかった。
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