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全国ご当地ラーメンうんちく紀行 (講談社+α文庫)
全国ご当地ラーメンうんちく紀行 (講談社+α文庫)
  • 出版社/メーカー  講談社
  • 作者  小野 員裕
  • 定価  780円
  • Amazon価格  780円
  • 発売日 
  • メディア  Book
  • (2010-03-16 18:26:35 時点)
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Amazonユーザーレビュー

「無化調」であれば全てがOKという訳ではないという、著者の主張はもっともだ。

小説新潮に連載されていたエッセイをまとめ、04年に「ラーメンのある町へ!」というタイトルで刊行された単行本を改題・再編集し文庫化したもの。どうして改題してしまうのかよくわからないが、絶対に最初のタイトルの方が内容とあっているし、味があっていい。改題は編集者の判断なのかもれしれなが、センスのなさを感じてしまう。

訪れたのは、博多、会津若松、京都、横浜、新潟、徳島、札幌、山形、鹿児島、広島、富山、長崎、津軽と全国に渡っている。その土地のラーメンを何杯も食べて、夜は一杯呑んで、たまにそこには地元のお姉さんがいるというパターンが、太田和彦の「ニッポン居酒屋放浪記」とそっくりだ。

著者は「無化調」を否定はしていないが、それを売りにする殆んどのラーメン店に対し、「味が立していない」と否定的な意見を述べ、それだったら化学調味料をいれてしまえばいいのに、といった趣旨のことを主張している。

一部の人を除いてラーメンは味噌汁のように毎日のように食べるものではない。僕は、自然の味かもしれないけれど味のまとまりがないような無化調ラーメンを食べるくらいなら、化学調味料が入っていても旨ければいいんじゃないかと思っていたのだが、こういうことをハッキリと書く人がいなかった(少なくとも僕は知らなかった)ので、著者のこの主張はちょっとした驚きだった。

そして、これって、結構勇気のあることではないかと感じた。

僕は札幌に住んでいる。札幌では毎月のように多くの雑誌でラーメンの特集をしている、また、ガイドブックもしょっちゅう出版されている。その度に新しい店の新しい味が紹介されている。僕の住んでいる家の近くにも個性的なラーメンであっという間に有名になった店がある。

でも、札幌の味噌ラーメンの味は?と聞かれれば、答えるのは、この本にも紹介されている「福来軒」と「味の三平」のような気がする。店の歴史もさることながら、この二つの店のラーメンは見た目も味も奇をてらったところのない“普通”に美味しいラーメンだからだ。

紀行ものの難しさ

北海道から鹿児島までの様々な地域のご当地ラーメンを紹介しているブログふう旅行記。

地域の特徴をうかがい知ることができるのは面白いと思う。
しかし、ネットが普及した昨今では全国のブロガーの記述をリアルタイムで読めるし、もっと詳しく書かれたご当地本もかなり出回っているので、情報入手のツールとしては弱いという印象。
何となく内容も古い気がする。

また、ラーメン以外の話題が多いところも気になった。

もっとその土地ならではのラーメンについて詳しいウンチクを書いてくれるものかと思っていたので、読む前は期待が高かっただけに、読後はちょっと残念。

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