My三国志を楽しもう!My三国志はじめてガイド
マツモ 曰く 2007-06-25
例えるなら....曹操
例えると言うか曹操そのものですな。面白さ・シビれ加減も曹操級!
個人的な意見だが、是程までに思慮深い主人公は恐らく漫画界随一だろう。自分はこの曹操の言動を見習い、日常生活の改善に努めた程だ。
然し性的な描写が度々見られる故、星4つにせざるをえない。だがそれを省けば理屈抜きに最高。評価も満点。
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という文から始まり、横山三国志では黄巾の乱(184年)からはじまりますが、こちらは曹操の幼少時代(165年)からはじまります。
恐らく最初のプロローグの雰囲気で普通の漫画とは根本的に違うことがわかると思います。
絵が美しく幻想的で、闇の中、雲に隠れた月が姿を表す様子を描くなど本当に美しい。
なにより絵とセリフがここまで美しく描写できてるのが漫画のレベルを超えてると思う。今までこんな演出を使った漫画見たことなかった。
特に戦争シーンは兵士一人一人が細かく描かれて、そこにメインを飾る豪傑たちの圧倒的な臨場感は漫画の表現の限界に達していると思う。
批評サイトに
「絵では手や正面からの顔の構図を描くのは難しくて、それと比べて蒼天航路は異常なほど手の描写にこだわっている」
という感想を見かけたんですが、なるほどその通りで上手い解説だなと思いました。
ですが、それ以上に蒼天航路が斬新なのは、まるで詩のような独特の会話にあると思います。
郭嘉の「私はあくまで西を向いております」とかかっこいい。
演出と伏線の区別が付かないような難解で幻想的な雰囲気を構築しています。
終始このクオリティで進み、18巻目に迎える最終話の、蒼天航路という題名も名前通りの意味だったと気づかされるような完結の見事さと感動は、漫画や娯楽としての域を超えたと思っています。
最後に長くなったので簡単に書きますが、今まで数々の三国志を見聞きしてきましたが、蒼天航路は三国志を扱ったものの中で最も詳しく専門的です。
モンゴル王を正式に単于と呼び、深刻だった儒者との対立を物語の主軸に構え、幼少期の曹操をアマンと呼ぶなど、それに名医カダの話の中での張仲景という人物も始めて知った。こんなことそこらで集めた雑学程度の知識でできるものじゃない。