My三国志

My三国志を楽しもう!My三国志はじめてガイド

資本主義2.0 宗教と経済が融合する時代
資本主義2.0 宗教と経済が融合する時代
  • 出版社/メーカー  講談社
  • 作者  水野 和夫 島田 裕巳
  • 定価  1,680円
  • Amazon価格  1,680円
  • 発売日 
  • メディア  Book
  • (2008-11-20 08:40:57 時点)

Amazonユーザーレビュー

買いですが。

帯の「これから500年の展望」という文句が最初、一体なにを根拠にと訝しかったのですが、「資本主義1.0」から「資本主義2.0」へのパラダイムの移行を根拠にしていたんですね。台頭するイスラム・オイル・マネーや日本の先進性を軸に二人の作者は論を進めますが、心なし島田裕巳氏がサポートに回り過ぎの嫌いが。ただ、自分のような門外漢にはそもそも「資本主義2.0」という概念自体が新鮮で、それだけでも十分拝聴の満腹感があるのですが。

経済を宗教から見るこころみ

水野和夫さんの歴史観は面白いなぁ、と昔からファンでした。

本書でも水野さんの主張は
「虚構の景気回復」
「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか 」
「所得バブル崩壊」
「100年デフレ」
などで繰り広げられた展開と同じです。

これに対し島田裕巳さんが宗教学の立場から
質問をしたり提案をしたりするのが面白かった。

例えば水野さんが「1995年に経済の質が変わった」と主張すると、
島田さんが「1995年はオーム事件があった年。これがビンラディンにも
影響を与えて宗教テロとの戦いが始まった」と受けます。
すれ違っているようで噛み合っているような不思議な距離感ですが、
とにかく面白かったことは確か。

水野さんのファンにはお勧めです。

お互い云いたいことだけ云って、議論が余りかみ合っていないような読後感も・・・

両氏は、「1995年」という年が二つの意味で、今日混迷を深める世界の政治経済状況を基礎づけた画期であるとする。即ち、同年は、サリン事件=その後の「9.11」につながる現代的「宗教テロリズム」の発生を目撃した年であるとともに、ロバート・ルービンによる「強いドル政策」への移行(=時価評価した対外純債務を黒で維持すべく、経常赤字穴埋めのための米国への資本流入誘導と累積赤字穴埋めのための米国の対外資産価値引き上げを狙った、いわば自国通貨(ドル)の価値を人質とする捨て身の瀬戸際政策)が開始された年でもある。そして、戦争をはじめとする直接的な国家間収奪は、今や株式や債券の貨幣化現象による間接的な階層間収奪(見えない内戦)へと転化したというのが、両氏の見解である。なお、文中にいう「資本主義2.0」とは、いわゆるIT化とグローバル化が進み、国家の溶解とともに既存の国際政治経済の枠組みでは制御し切れなくなり暴走を始めた1995年以降の資本主義の有り様を指す島田裕己氏の造語である(69頁)。しかし、それにしても、極論すれば「煩悩」を捨て「喜捨」を行なえとの島田氏の処方箋(210〜225頁、235頁)は余りにも性善説的であるように思われるが・・・

驚きの一冊

タイトルにひかれて買ったが、内容的には驚きの一冊だった。
経済を語るにしても、もはや経済の理論だけでは説明できないということを、歴史的な側面から語るというのは、恐るべき発想だと思う。
表面的な景気回復がなぜ生活にリンクしないのか、そして現在の日本がどのような状況にあるのか、
経済に詳しくない人間でも理解できるはずだ。
ただ、理解すればするほど、ショックを受けるのも事実である。
表紙以外、ポイントは高いのでは?

表紙は冴えないが…

タイトルは安直だし、表紙は冴えない
もうちょっとかっこよく写真を撮ればいいのに
これでは単なる記念写真ではないか!
持って歩くのが恥ずかしいくらいだ。
内容からすれば
ニューヨーク的風景とイスラーム的風景を
融合させたような表紙にするとか…
というようなことは
さておき
内容
視点はもちろんおもしろい。
1995年という年を境に
世界がどう変わったか?
宗教と経済の関係
でもそれほど議論が深まっているわけではない。
二人がそれぞれの持論を持ち寄って
手探りで共通点を確認しあっているという程度。
でも未来へのヒントは得られているし
収穫のある対談ではある。
といっても
イスラーム金融が存在感を増して
オーソドックスな「喜捨」が
経済の中で重要になるかどうかはわからないが
もっと違う仕組みはできていくだろう。
その場合「社会企業家」が
どんな動きをしていくかがひとつの焦点になるだろう
今週のNewsweekにも<寄付>の基準で上場を決める市場が
ブラジルで作られたという記事が出ていた
EUにも追随の動きがあるようだ。

Amazonで検索