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どきどきの中世の騎士たちの時代の冒険ものなのですが、
登場人物のキャラが魅力的で、それぞれ大好きでした。
血気盛んな熱血少年のカズマ、
清廉で芯の強い美しいエトワール
強くて、筋骨たくましい美青年だけどおちゃめな黒髪のロラン
じゃじゃ馬で、本当は大好きなカズマに平手打ちばかりしてるジャネット
そして、私の大好きな、大好きな、頭脳明晰、パリ大学の天才
さらさらプラチナブランドのオリビエ
戦闘につぐ戦闘なので、過激な殺戮シーンとかもありますが
それ以上にインパクト大なのが、男同士のムフフ・・・が
匂わされる当時の性モラルの描写かな。
5巻で一応完結となってますが、その後「骸骨旗」「剣奴王」と
別のシリーズでカズマの冒険は続きます。「剣奴王」シリーズでは
オリビエも出てくるし・・・ただ「剣奴王ウォーズ」が完結
してないんです!!!
結婚して子供もいて30になった今、読み返しても
面白いし、ぜひぜひいつか続刊してほしいと、角川さんに
頼みたい本です。
また二人のヒロインの間で揺れる主人公の心や、性的描写がとくにリアルに書かれている作品であると思います。
あと最大のこの作品の特徴と言うべき部分は全編主人公の視点&声で書かれている部分にあると思います。
とにかく飽きない作品です。どきどきの連続です(いろんな意味で)。
この作品の唯一の欠点・・・それは・・・!!
物語が完結してないことです(泣
途中で終わっていることです・・・(涙
と、とにかくお勧めの1品です!
追記
ちょっとエッチな作品でもありますよ♪
とってもとっても大好きなお話で、高校生が中世のヨーロッパにタイムスリップ(?)してしまうというもの。手に汗握り、涙を流しながら呼んだ記憶があります。今でも、あの時購入した本を繰り返し読んでいるのですが、カズマの、泥臭いけど、男の子らしいカッコ良さは今でも変わりません。
ただ残念なのが、物語が途中のままなんです。これがすごく悲しい。このお話はすでに続きが出ないのでしょうか?
ただ、採りあげたのはそれだけでなく、ジャンヌ・ダルクに取材した数少ない小説のひとつでもあるからです。ここまで荒唐無稽ながら、明らかに史実に反していることはまったく描いていないというのは見事というほかありません。
ジャンヌ・ダルク生存説というのがありまして、実は火刑にされたのは身代わりで、本人は何年か後にひょっこりと家族の前に姿を現し、家族も本人として疑わなかったというミステリーがあるのです(ウィルソン『世界不思議百科』などに詳しい)。この生存説を下敷きにしていることをわかった上で読むと、エー、そういうことか!とより楽しめますよ。
未完であることを仰る書評子がありますが、「黄金拍車」編は完結していて、主人公カズマは今度はカリブの海賊に取材した「骸骨旗トラベル」編で活躍することになります。
ジャンヌ・ダルクに取材した小説としては、他に佐藤賢一氏の『傭兵ピエール』と『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』があります。
また、王領寺静は藤本ひとみ氏が少年向け小説を書くときのペンネームです。藤本氏の著作で他にお奨め(カズマと同テイストのもの)は『ブルボンの封印』 『逆光のメディチ』 『ハプスブルグの宝剣』の3部作があります。